• テキストサイズ

孤独を君の所為にする【歴史物短編集】

第20章 Silent Jealousy【イケメン戦国】


「ありがとう、家康。
 こんなに素敵なプロポーズ、夢みたい。」

「え……
 じゃあ……」

「うん。
 結婚しよう。
 2人でいっぱいいっぱい幸せになろう!」


コツンと額を合わせて笑い合う。

きっとこれからは唯笑っているだけでは居られない。

辛い事も悲しい事もあるんだろうな。

でもね、家康と一緒ならそれすらも楽しみだったりするんだ。


「愛してる……家康。
 ずっと一緒に居ようね。」

「愛してる……。
 もうどこにも行かないで。」


このホテルを出られるまで残り15時間。

眠るなんて勿体ない。

家康と私はお風呂で、ベッドの上で、飽きる事なく語り合った。

先ずは秀吉さんにどうやって報告するか…の作戦会議からスタートして。



あ……当然語り合うだけでもなくて………

結局家康の宣言通り、テレビの下の自販機は空になって………

恥かしいやら…………

気持ちイイやら。

どっちにしろ、もう私は『家康の手』以外ではダメな身体になっちゃったみたいだ。






了 
/ 834ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp