第20章 Silent Jealousy【イケメン戦国】

私を抱き締め全身を密着させたまま、家康は腰だけを使ってじっくりと堪能するように進んで来る。

「の中、凄く熱い。
　ドロドロに溶けてて、俺のペニスに絡み付くみたい。
　んっ………最高。」

そして私の最奥に家康の先端が辿り着いた感触に

「んう……」

ブルッと身体を震わせた。


「奥、キュンキュンしてる。
　搾り取られちゃいそうだ。」

「………嫌？」

「まさか！
　になら搾り取られたい。
　の中に溶けてしまいたいくらいだよ。」

「嬉しい……」

「俺も。
　このままずっとと繋がっていたい。」

身体に対する刺激なら、さっきのバイブレーターの方が何倍も大きい。

でも家康の温もりと匂い、蕩けるような言葉と視線……

私で興奮して大きくしてくれているんだという歓喜と愉悦。

その全部が心を満たして、身体中を這い回る快感はバイブとは比べ物にならないんだ。


「好き……家康…」

掠れた声で譫言みたいに呟いてから、両腕と両脚を家康の身体に絡ませる。

そう……所謂『だいしゅきホールド』ってヤツ。

深い意図があった訳じゃなくて、唯々家康が愛おしくてどうしようもない故の行動だったんだけど。

そんな私に鼻先を擦り合わせながら家康が甘く囁いた。

「大胆だね……ってば。」

「え……？」

「この意味、ちゃんと分かってる？」

………意味なんてあるの？

パチパチと目を瞬かせる私を見た家康がクスッと笑ってから言ったのは……

「『中に出して』って意味なんだけど。」

「………ッ！」