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孤独を君の所為にする【歴史物短編集】

第20章 Silent Jealousy【イケメン戦国】


「家康……お願い。
 イカせてェ。」

蕩けた視線で見上げて懇願する私に

「うん……
 イッて……。」

確信的な笑みを浮かべて答える家康。

そしてそのまま家康の抽挿が始まった。

前を突く時とは違う、柔らかい抜き差しに家康の優しさを感じる。

『こんなのレイプと同じだ』って思ってた自分はどこにいったのかな?

今はちゃんと家康に愛されているんだって感じる事が出来る。

それが身体にも顕れるのか

「……気持ちイイの?
 後ろだけじゃなくて、前もヒクヒクしてる。」

「ん……気持ちい…」

「ホラ、前からさっき俺が出したモノがトロトロ溢れ出してる。
 蓋…しなきゃ。」

「ンンッ……」

いきなり前に差し込まれた2本の指。

前も後ろも家康で埋まってる事に湧き上がる幸福と興奮。

「うわ……
 の中で俺のペニスと指が擦れてる。
 コレ……凄い。」

プチュプチュ…グチャグチャ……

厭らし過ぎる粘着質なこの音は、どっちから聞こえて来るの?

そんな事を思ってみたって、そんなのは両方なんだって分かりきってる。

だってもう私は……


「イク……
 家康ッ……イッちゃ…う!」

「俺もッ……」

「も…ダメェェ……」

「ごめんッ……!
 このまま出すよ!
 後でちゃんと……処理…するからッッ!!」


ああ……コレも前に出されるのとは全然違う。

流れ込んで来る家康の熱は下腹部に留まらず、まるで全身を侵略されるような気がしたんだ。
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