第3章 昨夜泣いた君と【薄桜鬼】
俯せのままの優里の腰を持ち上げて後ろから股間に顔を埋め、固く閉ざされた秘部を抉じ開ける様に舌を這わせると
「……っ………っっ!」
声に成らない悲鳴を上げた優里の身体がびくびくと跳ねた。
時間を掛けて執拗に舐め回し、俺の唾液で湿った秘裂にゆっくりと中指を差し込む。
「こんなの、今迄した事無かったよな。
……どうだ?
どんな気持ちだ?」
自分でも酷く意地の悪い事を言っていると思う。
だって優里は返事が出来ないんだから。
自分が自分で無い様な奇妙な感覚に陥りながら、それでも俺は優里を責める事を止められなかった。
殆どが埋もれている中指で優里の中を確かめるように掻き回すと、直ぐに淫靡な水音が漏れ出した。
「蕩けて来た。
気持ち良いんだな……優里。」
「……っ……ふっ………ぅ……」
『違う』とでも言いたげに優里は首を振る。
「何だよ?
もっと……か?」
二本目の指も差し込み最奥を捏ね回すと、膝を立てている優里の両脚がじたばたと藻掻き始めた。
「大人しくしてろって。
直ぐに悦くしてやるから…。」
優里の中は酷く熱く、ひくひくと小刻みに俺の指を締め付ける。
溢れ出した愛液がとろりと太股を伝い落ち、淫靡な甘い匂いが俺の鼻孔を擽った。
お前のここは何時もこんな風になって俺を受け入れていたんだな。
お前を抱く時は夢中になり過ぎて気付いて無かった。
だけど今日はお前のお陰で何故か冷ややかで居られるんだ。
きっと俺は何処かが壊れちまってる。
だから……存分に堪能させてくれよ。