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孤独を君の所為にする【歴史物短編集】

第17章 Coquettish game【イケメン戦国】


それに幸村のモノが女性的にはジャストサイズっていうのもあるんだろうな。

太くなく細くなく、長さも適当なカリ高フォルム……

そしてその固さは抜群とくれば、さんがうっとりと美味しそうに舐めている姿にも納得だ。

「うっ…んんっ…………っ……
 やばっ……すげ…気持ちいっ……
 溶けちまいそ……」

あの口下手な幸村が無意識の内に紡ぎ出す言葉。

自分の股間に顔を埋めたさんへ覆い被さるみたいに上半身を屈め、時折ビクッと身体を弾ませていた。

そんな幸村を見るに付け、さんのフェラチオは一体どれ程の快感なのかと俺は喉を鳴らす。

そして勿論、下半身もビンビンに反応していた。

さあ、そうなればあの信玄様がこれを見逃す筈が無い。

でもそこで声を上げたのは信玄様ではなくて………

「佐助………
 着ている物を全て……脱げ。」

オッドアイに妖艶な光を湛えた謙信様だったんだ。



「………信玄の家臣だけが悦んでおるなど気に食わん。
 じゃっじ…とやらを見事に勤めた佐助にも褒美は必要であろう。」

俺を見る事もせず少し照れたような物言いの謙信様に、信玄様は堪らなく愉快だとばかりに笑った。

「はははっ……
 本当、謙信は佐助の事が大事なんだなー。
 まあ俺だってこのまま佐助を放っておく心算はないけど…な。」

信玄様は不敵な笑みを浮かべてチラリと俺を見遣る。

「いやっ……あの…俺は、ホントにっ…違って…」

………俺、さっきの幸村と同じ事言ってるよ。

全く、こんなに股間を膨らませておいて何を言ってるんだか……。
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