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孤独を君の所為にする【歴史物短編集】
第13章 一月一日【薄桜鬼/ドリフターズ】
廃城を出た豊久は、ざくざくと歩く。
ざくざくと、真っ直ぐに。
その進む先、三間程先に何かが見える。
またざくざくと近付き見下ろせば、それは身体中に傷を負った若い女。
朦朧としては居るが、どうやら意識はある様だ。
豊久は腕を組み、首を傾げ、一つ息を吐いてから、『その女』に力強く問い掛けた。
「どっちだ?」
「お前(まあ)は、どっちだ?」
To be continued in 【Indispensable~DRIFTERS~】
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