第11章 狂った三日月夜【薄桜鬼】
「どう、ちゃん。
気持ち良い?」
問い掛けてみてもちゃんは苦し気に首を振るだけ。
「あれ、気持ち良く無いの?
やっぱり動かしてあげなきゃ駄目なのかな。」
僕がちゃんの中からゆっくりと法霊数珠を引き摺り出し始めると
「あ……んっ…んん……」
在られも無いちゃんの嬌声が部屋中に響いた。
「駄目だよ、ちゃん。
そんな声を出したら僕も我慢出来なくなっちゃうよ。」
これは当然ちゃんを辱しめる為に言った言葉だけれど、それでも実際に僕の牡茎は痛い程に反り返っている。
ちゃんの中に挿っていた法霊数珠を半分程引き出した所で、僕はその中に指を差し入れた。
「どうする?
此所に僕のを挿れて掻き回してみようか?
きっと凄く気持ち良いと思うんだけど……」
ぴくりと反応するちゃんを見咎めて、僕はこれ幸いと畳み掛ける。
「ね……どうする?
どうしよっか?
ちゃんはどうして欲しい?」
「挿れて……下さい。」
全く躊躇う事無く答えたちゃんに笑いが込み上げ
「あはっ……」
僕は勝ち誇った様に声を上げた。
「良いよ。
挿れてあげる。
良いよね、左之さん?
ちゃんが欲しいって言ってるんだから。」
僕がそう問い掛けても左之さんは苦しそうに眉をひそめ、くちくちと自分自身を右手で慰め続けている。