第10章 Messy Lover【イケメン戦国】

「いっ……家康……
　私の事……嫌いに…ならないで……っ…」

触れられてもいないのに絶頂を迎えてしまった自分が途轍も無く恥ずかしい。

それ以上にこんな淫乱な自分が家康に嫌われてしまうんじゃないかと怖くて堪らなかった。

だから私は紗繰り上げる程に泣きながら懇願した。

ひくひくと泣き続ける私を、家康は少し困った目をして見つめる。

「………本当に馬鹿だね。」

そして溢れる涙を拭う様に私の顔中に口付けながら言った。

「の事、嫌いになんてなる筈が無いでしょ。
　………こんなに愛おしいのに。」

「本当？」

「本当だよ、。
　誰よりも何よりもあんたを愛してる。
　でも、言葉なんかより………」

そう言った家康は自分の着物の裾を割って牡茎を取り出すと、その立派な姿を私に見せ付ける。

「これを見れば分かるでしょ。
　の可愛い姿を見て、もうこんなに……」

確かにそれは最大に膨張して、既に先走りを滴らせひくついていた。

そんな家康を目にした私の下腹部がずくりと疼く。

「………………っ！」

…………あれが欲しい。

そう思った瞬間、まだ敏感な私の秘部が再びこぷっと音を発て収縮する。

欲しくて堪らないのに、上手く言葉に出来ない。

だから自分でも分かる程に頬を染め、物欲し気な顔で家康を見つめた。

「そんな顔されたら堪らないな。
　俺もが欲しい。
　ね……このまま、しても良い？」

このまま………縛られたまま………

私は目を潤ませてゆっくりと頷いた。

「して………家康。」