第8章 横恋慕【イケメン幕末】
「ああ……もうこんなに蕩けて……」
近藤さんの中指に割られた私の秘裂がくちゅり…と厭らしい音を発てる。
「んん……近藤さんっ……駄目。」
余りの羞恥に近藤さんの右腕を両手で押し留めてしまうものの、
「駄目なものか。
ほら、もっと……。」
その中指があっさりと私の中に差し込まれた。
「あっ………」
私の中で近藤さんの太い指がぐいぐいと動き回る。
「一本でもきついな。
辛くは無いか、?」
こんな時ですら私を気遣ってくれる近藤さんの優しさに止めどなく幸福感が溢れて来て、私は涙が滲んだ目で近藤さんを見つめ小さく頷いた。
「本当に……お前は何て可愛いのだろう。
こんなを独り占めしている俺はこの上無い幸福者だ。」
私達、同じ想いを同じ瞬間に感じていたんだ。
そう考えたら滲んでいた涙は粒になって、私の目尻から溢れ落ちる。
「ああ……、泣かないでくれ。」
その涙を近藤さんが舌で拭ってくれた。
「泣く暇も無い程、俺が悦ばせてやる。
先ずは一度……果てて仕舞え。」
「ひっ……」
いきなり二本に増やされた指に、ぐちゃぐちゃと激しく掻き回された。
「あっ………近藤…さん…」
近藤さんの指が蠢く度に淫靡な水音が響き、私の身体はびくびくと波打ってしまう。
「もっと啼いてみろ。
そしての果てる顔を見せてくれ。」
優しい瞳に見つめられ、優しい声で囁かれ……
「ん……あ…ああっっ……」
私はいとも簡単に絶頂を迎えた。