第8章 横恋慕【イケメン幕末】
「返事を聞かせてくれないか?」
そんな瞳で私を真っ直ぐに見つめ、僅かに頬を染める近藤さんが愛おしくて堪らない。
こんなに幸福な時間が訪れるなんて夢みたいだ。
もし夢だとしたら覚めて欲しく無い。
だから私は慌てて答えた。
「私も……ずっとお慕いしていました。
ずっと、近藤さんだけ……。」
「俺の横恋慕だと思っていたが、
どうやら早とちりだったようだな。
ありがとう……。」
お互いに微笑み合い、そして自然に唇が重なる。
「……ん…………んぅ…………」
浅く深く、何度も口付けを繰り返す。
その間に着物の上からお互いの身体を弄り合った。
近藤さんの大きな手が私の身体を這い回る度、どんどん自分が昂って行くのを感じる。
私の手も無遠慮に近藤さんの身体を擦り続けて、そしてその場所に辿り着いた。
近藤さんの身体の中心でそれは既に大きく主張していた。
私に触れた事でこうなってくれているのが嬉しくて、私はその熱くて固い物を掌でゆっくりと擦り上げる。
「うんっ………」
びくんっ…と身体を弾ませる近藤さん。
そんな事がどうしてこんなに幸福なんだろう。
もっと気持ち良くなって欲しい。
もっともっと……。
自分でも驚く程にもう止まれなくなっている。
私は近藤さんの腕の中からするりと脱け出し、その股間に顔を埋めた。