第6章 嫉妬と衒気【薄桜鬼】
「何してやがる。」
「あ………土方さん。
もう帰って来ちゃったんですか?
あ~あ…残念。
ここ迄かぁ。」
「何してるって聞いてるんだ、総司。」
「見ての通りですよ。
土方さんがちゃんを独り占めするもんだから
羨ましくって。」
「おい、。
大丈夫か?」
「う……はっ……はあ……」
「総司……てめえ、に何を飲ませた?
酒だけじゃねえな?」
「あ……ばれちゃいました?」
「何を飲ませたと聞いてる。」
「そんなに怒らないで下さいよ。
身体に悪い物じゃ無いですから。
………一寸、厭らしい気分になっちゃう薬です。」
「………媚薬か?」
「うん。
だって、そうでもしないとちゃんは
僕なんか相手にしてくれないだろうし。
無理矢理する訳にもいかないでしょ?」
「騙して薬を飲ませたんなら同じ事だろうが。」
「まあ、そうなんですけど。」
「あ……あ………土方…さん…」
「?」
「土方さん……んっ……ああ…」
「、もう大丈夫だ。
安心しろ。」
「ちゃんってば、
ずっと土方さんの名前ばかり呼んでるんですよ。
土方さん、愛されてますね。」
「ふざけんな、総司。
にこんな事しておいて、只で済むと思うなよ。」
「最初から覚悟はしてますよ。
でも……ちゃんが辛そう。
何とかしてあげた方が良いんじゃないですか?」
「土方さん……熱い…熱いよ……
んっ……お願い………助けて…」
「ああ…ちゃん、凄く厭らしくて可愛い。
僕が治めてあげたかったなあ。」
「黙ってろ、総司!」
「はいはい。
黙ってるから………見てて良いですか?」
「………くそっ。
好きにしやがれ。
に何かあれば許さねえからな。」
「うん。
責任は取りますよ。」