第6章 嫉妬と衒気【薄桜鬼】
「ちゃん?……ちゃん?」
「う……んん。」
「あ~あ……ぐでんぐでんだよ。
………………………。
薬、効き過ぎちゃったのかなぁ。
まさかあんなに飲むとは思わなかったし。
……よいしょっ…と。
ちゃん、苦しいでしょ?
帯、緩めてあげるね。
襟も拡げた方が……って、聞こえてないか。
………………。
ああ……凄く綺麗だ。
白い肌が桜色に染まって……
ん……ちゅっ……ちゅ……」
「ふあっ……あ……」
「意識無くても感じるの?
気持ち良さそうな顔しちゃって。
じゃあもっとしてあげる。
だからもう脱いじゃおうか。」
「あ……ん……
土方さ…ん……」
「土方さんじゃ無いんだけどなぁ…。
まあ、良いか。
ちゃんの綺麗な身体、見せて貰うね。
………………………。
っ……これ、何?
この肩の傷………歯形?」