第5章 お前を全部俺に寄越せ【真・幕末新撰組】

俺はもう完全に操られていた。

恥辱など感じる余裕も無く、只々欲しくてモゾモゾと動き出し四つん這いになる。

そして土方さんに見せ付ける様に腰を上げた。

「これで……良いだろ？」

「まだ足りねえ。
　それじゃあ何所に挿れるか…良く見えねえだろうが。」

妖しく光る土方さんの目が益々俺を背徳に導いていく。

俺は一欠片の躊躇も無く、肩を床に着け両手を後ろに回し……

自分の臀部を掴んで左右に拡げて見せた。

「此所……にっ……」

「ははっ……強請り上手だな。
　下手な女郎相手より余程唆りやがる。」

これには流石に土方さんも煽られたみたいだ。

今度は焦らす事も無く、露になった俺の搾まりを指でグイグイと擦り上げた。

「あっ……くぅ…」

「良い声だ、総司。」

そして今度こそ一気に貫かれ、土方さんの固いものが俺の奥にぶち当たる。

「はっ……あ……」

待ちに待ったその感触を愉しむ間も与えられず、土方さんは俺の臀部を力強く掴みガンガンと俺を突き上げ始めた。

「うあっ……急にっ……」

「何を言ってやがる。
　こうして欲しかったんだろうが。」

奥を突かれる度にグチュンッ…グチュンッ…と在られも無い水音を響かせる俺の搾まりは熱を持ち、もう自分では制御出来ない程にヒクついてしまう。

立てている膝はガクガクと震え、激しい律動に呼吸すら上手く出来ない。

それでも俺は何とか声を絞り出した。

「土方さっ……そんなにしたら…壊れちまう……
　俺………壊れちまうよぉ……」

首だけを動かして土方さんを見上げてみると、そんな情けない姿の俺を愛おしそうな目で見ていてくれてた。

だけど俺を責める手は全く緩めないまま、艶っぽい声でまた俺を操る。

「壊れちまえよ………総司。」