第1章 堕ちる【薄桜鬼】
「ん……はあ……どうしよう。気持ち良過ぎ。
平助のここ…凄い締め付けて来るのに中はとろとろしてて……
ああ……これが全部僕の物かと思うと堪んない。」
総司は夢中になって腰を打ち付けて来る。
その度に俺の身体は揺さぶられ、床と擦れ合う背中にも痛みが走った。
もうどこがどう痛いのか分からねえ。
「俺は……っ……お前の物なんかじゃ……ねえ。」
尚も強がって見せたが、その頃には俺の中にも到底説明出来ない感覚が訪れ始めていた。
総司に突かれる度、腹の中から何かが沸き上がり全ての穴を潤して行く。
尋常じゃない汁を溢れさせている牡茎も延々と総司の手で弄くり倒されて、直ぐにでも吐き出しちまいそうだ。
「はっ…ああ………あっ……んんっ……」
俺の口から洩れ出す吐息の変化に気付いた総司が
「平助、達きそう?
僕も達きそうだよ。
ねえ……一緒に達こう。……一緒にっ。」
余裕の無い口調で捲し立て、眉間に皺を寄せる。
「中に出すよ。
ん……ああっ……達く。」
「あっ……止めっ…………」
制止の言葉が言い終わらない内に、俺の中に熱いものが吐き出された。
その熱が腹の中を逆流して来るような心地悪さを感じながら
「うっ……ああっ……」
再び牡茎から白濁を迸らせ、俺も絶頂に飛んだ。