第1章 堕ちる【薄桜鬼】
「ん……全部、入った。」
総司はゆっくりと上体を起こし、俺と繋がっている部分をうっとりとした目で見つめている。
自分の身体の中に埋め込まれた異物の感触に吐き気がする。
その吐き気と中々治まらない痛みに俺は呼吸を荒げ、救いを求める視線を総司に向けた。
「やっぱり可愛いなあ。
その苦しそうな顔……凄く唆る。」
そしてまた総司は俺の牡茎を握り、小刻みに扱き始めた。
激痛に加えてのその刺激に、僅かでも気を抜いたら持っていかれちまいそうだ。
「はっ……とんだ変態野郎だな、総司。」
気力を奮い起こし、必死に強がって俺は笑って見せた。
そんな悪態にも総司は嬉しそうににっこりと微笑むと、何の前触れも無く唐突に抽挿を始める。
「ああっ……くっ……あっ……」
総司の物が出し入れされる度に俺の窄まりは擦り上げられ、ひりひりとした痛みが絶え間無く続く。
「くっ…そ………
痛えんだよっ……どうせならもっと上手く遣りやがれ!」
「はは……良いよ、平助。
ほら……こう?」
益々愉快そうに笑った総司の物が一層激しく俺を穿ち、それに合わせて牡茎を扱く手付きも容赦が無くなった。
「んっ……んんっ………」
痛い……痛い……気持ち……良い……痛い…
もう訳が分からない感覚に、俺はぽろぽろと生理的な涙を溢す。
「ああ……平助。もっと啼いて。
もっと啼いて見せてよっ。」
そんな俺の姿態に総司は更に興奮したようだ。
再び俺の牡茎は固く膨張し、だらだらと汁を垂れ流す。
そして図らずもその汁が貫かれている部分に絡み付き、ぐちゅぐちゅと厭らしい音を発て総司の抽挿を助長した。