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【暗殺教室】キス魔なアイツ

第4章 感染の時間


「うわー、39度近くあんじゃん。

よくこんなんで37度なんて嘘つけたね。

辛くない訳?

俺だったらこんな体温じゃ無理だもん」


「まぁ、辛くない訳ではないが。

君に比べて僕は平均体温は高い方だからな。

君よか耐えられる」


「あっそ。

なんか今日は饒舌(ジョウゼツ)だね」


「そうか?」


「うん」


「…」


「…」


「…」


「なんか言ってよ」


「なんかってなんだ?」


「薬飲んで」


「もう飲んだ」


「じゃあ冷えピタね」


「…別になくても良い」


「嫌いなの?」


若干笑みが黒くなっているのは気のせいだろうか。


「別にそういう訳じゃ…ないが」


「なら良いじゃん、前髪あげて」


「自分でやる」


「ならどーぞ」


冷えピタを受け取るなり、訝しげにそれを見つめて動かない。


「早く貼らないの?」


「貼るさ」


「そんなに見つめてどうなるの?

…貸して、貼ってあげるから」


「…」

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