第8章 君は‥
「あっ‥じゃあ待って下さい!私は地獄で生まれたんですか?」
「そうなんだ。そこで鬼灯くんと白澤くんに出会ったんだよ」
「物心ついた頃にはもうここにはいなかったので覚えていないのは無理もないです」
「ならお母さんは?」
「もういないんだ」
「え?」
閻魔大王は写真を持ってきた
「これが里奈ちゃんのお母さんだよ」
閻魔大王は指を指しながら言った
「お母さんにそっくりですね」
「里奈ちゃんがあっちの世界に行った時後から追いかけたんだけど戻って来なかったんだ」
「そんな‥でもまだ生きてるかも!烏天狗警察にいけば!」
だが鬼灯は止めた
「意味無いですよ。里奈さんは事故にあって戻ってきましたが里奈さんのお母さんは無理に行こうとして命を落としたんです」
「ちょっと鬼灯くん‥」