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【暗殺教室】三角関係の時間

第7章 実践の時間




駅に着き、いつもは改札を通ったところで
別れるが、今日は同じホームで一緒に電車を待つ。


『渚くんがこっちに居るの、
なんか新鮮だね。』

「そうだね、前は僕1人で
綾乃ちゃん家まで行ったけど・・」

すると急に渚くんが
何かを思い出した様にこちらを見る。

「そういえば綾乃ちゃんのご両親に
挨拶もせずに家に上がっちゃったな。
お姉さんには会えたんだけど。」

『え、お姉さん?』

お互い不思議そうな顔をするも、
わたしは何となく渚くんの勘違いに気づいた。

『・・・たぶん渚くんが言ってるの、
わたしのお母さんだと思う・・・。』

「ええ!?マジかぁ・・
・・・すごい若いんだね、お母さん・・」


うちに姉はいない。
わたしは1人っ子なのでお母さんのことだろう。


『ふふ、ていうか渚くんて真面目だよね。
挨拶なんてまだしなくてもいいのに・・・』

「え、そうかな・・?
でも今日はしっかりしないと・・」

『・・今日はお母さんいないから・・・』

「そっか・・・」


急に無言になる渚くん。
つられて無言になるけど、
わたしなりにアピールしたつもりだった。

その後、電車に乗り
また違う話題で盛り上がる。
いつもと違う帰り道に少し緊張しながら
あっという間にわたしの家に着いた。

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