第7章 実践の時間
それはネクタイを取り、
スカートを脱いだ時に起きた。
やばい、なんか・・苦しいかも・・・
胸が張っているのか、
ぎゅっと締め付けられる感じがする。
わたしは熱に耐えながらシャツを脱ぎ
ブラのホックを取った。
ふぁさ、とそれらが床に落ち、
わたしはショーツ以外裸という格好で
渚くんの後ろに立っていた。
とりあえず、上に何か着なきゃ・・・
そう思うにも、
いよいよ身体が言う事を聞かなくなり
その場にぺたりと座り込む。
「・・綾乃ちゃん?」
『!!』
息の荒いわたしの様子がおかしいのに
気づいたようで、渚くんが声をかける。
わたしは慌てて傍に落ちたシャツを取り
もう一度袖を通した。
「なんか息上がってるけど、大丈夫?」
『・・ッ、なんか、身体熱い・・・///』
渚くんはえっ!?と言って
控えめに体をこちらに向ける。
「綾乃ちゃん顔真っ赤・・!
・・・ッッ////」
『・・・?////』
渚くんが目のやり場に困ったように、
腕を顔に当て目を泳がせた。
(・・・そうか、きっとビッチ先生は
こうなることを想定していたのかな・・)
シャツ1枚で座り込んだわたしは
潤んだ瞳で渚くんを捕える。
『渚くんが・・欲しいの・・・///』