第7章 実践の時間
「お邪魔します・・・」
『部屋わかるよね?
飲み物持ってくるから待ってて!』
そう言ってキッチンへ向かい、
紅茶とお菓子の用意をする。
カップに紅茶をそそいだところで
ビッチ先生の言葉を思い出した。
「コレを渚に飲ませるか、
アンタが飲んじゃってもいいわ。
ぜったい盛り上がるから。」
ポケットから取り出したのは
ビッチ先生からもらった怪しい錠剤。
・・・さすがにこんな怪しいものを
渚くんに飲ませるわけにはいかない。
覚悟を決め錠剤を口に入れ、水で流し込んだ。
飲み込んだのを確認し、ふぅと一息ついて
用意した紅茶達を持って部屋に向かった。
『待たせてごめんね。』
「ううん、わざわざありがとう。」
部屋に入るとすでに渚くんは
ローテーブルに教科書を置いて座っていた。
わたしも持ってきたお盆をテーブルに置く。
『あ、ちょっと着替えてもいいかな?』
「えっ!?じゃあボク外に・・」
『いいから、ここに居て?』
渚くんに勉強以外の事を意識させるため
わざと後ろでゴソゴソと着替え始める。
思惑通り、渚くんは背を向け
少しドキドキしている様だった。
その時、わたしの身体にも異変が起きていた。
あれ・・・なんかカラダ熱い・・?