第7章 実践の時間
〈 綾乃 side 〉
さっきの渚くん、
なんだか少し怖かった気がする・・
ふとよぎった彼に対しての恐怖に
見て見ぬ振りをした。
それでもわたしの好きな人に
違いないのだから。
その後、教室に戻ると
殺せんせーが早速中間テストに向けて
分身してのマンツーマン授業をしてくれた。
個人的に殺せんせーの授業は
わかりやすい為好きなので、
マンツーマンとなるとありがたい。
テストを控えた生徒には
心強い先生だ。
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『殺せんせーさようなら!』
「はい、さようなら。
明日は殺せるといいですねぇ」
授業が終わり帰る頃、
渚くんに「先に行ってて」と言われ
下駄箱で待つことにした。
しばらくし待っていると、
理事長先生が校舎から出てきた。
珍しいな、なんて思ってると
すぐに渚くんも後から出てくる。
「・・あぁ、綾乃ちゃんお待たせ。」
気のせいだろうか・・・
さっきまでとは違って
渚くんの元気がない気がする。