第1章 3年E組の時間
『・・・・えっ、!?』
驚いた顔をする綾乃ちゃん。
しまった、完全にその場のノリで告白してしまった・・・
涙を流す君が愛おしすぎて、
後の事を何も考えていなかった。
「あー・・・///
ごめんね、いきなり・・・
迷惑だった、よね?」
優しい彼女のことだから きっと否定するだろう
けど僕はちょっと後悔していた。
忘れてーーー
なんて言おうか迷っていたとき、
『ううん、ありがとう。
あの、わたしでよければ・・・///』
顔を真っ赤にしながら 綾乃ちゃんは
また目に涙を溜めていた。
夢のようだった。