第6章 大人の時間
「そうだ!!じゃあこうしましょ、
私が暗殺に成功したらひとり五百万円分けてあげる!!
無駄な勉強するよりずっと有益でしょ、
だから黙って私に従い・・・」
ビシッ!
誰かが、
イリーナ先生に向かって消しゴムを投げる。
「・・・出てけよ」
ハッと気づいた時には既に、
クラス皆が冷たい目で彼女を見ていた。
「出てけくそビッチ!!」
「なっ・・・、
なによあんた達!
その態度っ、殺すわよ!?」
「上等だよ殺ってみろ!コラァ!!」
「殺せんせーと代わってよ!!」
「そーだそーだ!!巨乳なんていらない!!」
『カエデ・・・!?』
・・・その後、
様子を見ていた烏間先生によって
その場はなんとか治められた。
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ーーーその後の休み時間。
ガララッ
賑やかな教室に突然ドアの開く音、
イリーナ先生のヒールの音が響く。
そして教卓につき、
黒板に英文を書きだす
you're Incredible in bed.
「ユア インクレディブル イン ベッド
リピート!!」
突然の出来事に皆ポカーンとする。
「ホラ!!」
「「「ユーアー インクレディブル イン ベッド」」」
「・・・アメリカで
とあるVIPを暗殺したとき、
まずそいつのボディーガードに
色仕掛けで接近したわ。
その時彼が私に言った言葉よ。
意味は「ベッドでの君はスゴイよ・・・」」
ーー中学生になんて文章読ませんだよ!!
とクラス皆のツッコミが聞こえた気がした・・・