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【暗殺教室】三角関係の時間

第6章 大人の時間




〈 綾乃 side 〉


あの後、
渚くんにはすごく謝られたけど・・・
殺せんせーの情報を教えるため、
教員室へは行ったみたいだった。

「それ以上は何も無かったから!」

という彼の言葉を私は信じた。

その後イリーナ先生は暗殺を試みるも、
見事に殺せんせーに手入れされてしまった。

今は例の先生の英語の時間。
しんとした教室の中、
だいぶイライラした様子で
タブレット端末を触っていた。


「あはぁ、必死だねビッチねえさん。
あんな事されちゃプライドズタズタだろうね~」


最初に口を開いたのはカルマくん
挑発的な態度で先生を見ていた。
すると磯貝くんも続いて発言する。


「先生」

「・・・何よ」

「授業してくれないなら
殺せんせーと交代してくれませんか?
一応俺等今年受験なんで・・・」


もっともな意見だった。
きっとこの先生にはわたし達は見えてない。
殺せんせーを殺すことしか考えてないだろう。


「はん!あの凶悪生物に教わりたいの?
地球の危機と受験を比べられるなんて・・・
ガキは平和でいいわね~」

イリーナ先生は持っていた
タブレット端末を乱雑に机に置いた。

「それに聞けばあんた達E組って・・・
この学校の落ちこぼれだそうじゃない。
勉強なんて今さらしても意味無いでしょ」

『・・・・!』


この発言でクラス皆の空気が変わった。

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