第2章 暗殺の時間
「寺坂 吉田 村松
首謀者は君等だな?」
寺坂くんが言い訳しようとした瞬間にも、
先生はマッハ20のスピードで動いていた。
次の瞬間、先生の手いっぱいに持っていた物
クラス全員分の表札だった。
「政府との契約ですから、
先生は決して君達に危害は加えないが・・・
次また今の方法で暗殺に来たら
君達以外には何をするかわかりませんよ。
家族や友人・・・・いや、
君達以外を地球ごと消しますかねぇ」
5秒間で皆悟った。
地球の裏でも逃げられない、と
どうしても逃げたければ・・・
この先生を殺すしか!!
「なんなんだよテメェ・・・迷惑なんだよォ!
迷惑なやつに迷惑な殺し方して何が悪いんだよォ!」
寺坂くんは腰を抜かして泣いていた。
ちょっとだけ、いい気味だと思ってしまったわたしは
やっぱり性格悪いかな・・・。
「迷惑?とんでもない
君達のアイディア自体はすごく良かった。」
先生の顔色が突然明るくなった。
そして一本の触手が渚くんの頭にペタンと乗った。