第4章 BOYS LIFE <双子2歳>
「あっなんなら双子ちゃんたち連れてってもいいんじゃないですか?
親子で回るディズニー的なやつ?」
「小山…それはいろいろ無理だと思うよ。
俺もうちの連中も二人をメディアに晒したくないし…」
「ふふ、そんなのわかってますよ。顔出しなしでいけるように取材すればいいんですよ?」
「そーやって…さぁ…」
「いや、俺、結構マジです。
企画書書こっと!」
「小山ぁ…」
情けない声を出す翔を横目にパソコンに向かいはじめる。
「あっ、翔さん、9日ですからね?」
目はパソコンに向けながら小山は念押しした。