• テキストサイズ

パパはニュースキャスター【気象系】

第4章 BOYS LIFE <双子2歳>


「どうしたんですか?ものすごーく難しい顔してますけど?」

「東山さんにも言われた。そんな酷い?」

「いや、いつも通りかっこいいですが…顔に『どうしよう?』って書いてありますよ?」

「まぁ確かにどうしようなんだけどね?」

後輩の口調に少し微笑む翔。

双子の育児休職を取ったとき、翔の後を引き継いだ小山。

翔が復帰し、今の番組を担当するようになったと同時に同じ番組を担当することになった。

夕方のニュースは翔が担当した後、徐々に視聴率が上がりある程度安定した数字を出すようになった。

それは小山に変わっても変わらなかった。

完全に軌道に乗った番組は小山からキャスターが文化系芸能人に替わった。

視聴者の視聴習慣がある程度できたせいか、視聴率に変化はなく順調と言っていい。

どちらかというと夕方のニュースの前の時間帯が奮わない。

そこで翔の復帰と共に新番組をスタートさせそのメインを翔と小山が担当することになった。

夕方のニュースの前の時間帯のメインターゲットの主婦層に受けのいい二人を並べることでそのままチャンネルを固定させることを狙った。

一方で育休明けの翔のことを考えたものでもあった。
/ 447ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp