• テキストサイズ

パパはニュースキャスター【気象系】

第8章 お正月 <双子6歳>



GreenParkを左手にバッキンガム宮殿に向かって歩き出した5人。

「宮殿の前まで行く?」

「いや、あそこ人、多くない?」

「うん、あんまり人が多いと和もさとも辛いと思うんだよね」

智と和也の手をそれぞれ握りながらゆっくりと歩いて行く。

歩きながら3人はどこで衛兵交代を見るのがいいのか話し合っていた。

「宮殿の前の広場の近くはどう?」

「うん、あの辺がいいかもね」

「あっ、お馬さん!」

智の声で振り返るとそこには衛兵を先導する騎馬の姿が見えてきた。

「お、そろそろこっちにくるな」

「じゃ、適当な場所で止まろうか?」

翔と潤が周りをみて手頃の場所をさがす。

ちょうといい場所があったのでそこを陣取ることにした。

観光客が多い場所。
世界各国から人々が集まり、英語以外の言葉も色々聞こえてくる。

智と和也が翔の袖を引っ張る。

「パパぁ、人がいっぱいでなんにも見えないの」

「背伸びしてもみえないよ…ここ」

徐々に聞こえてくる音に興味津々の2人が翔に訴えかけた。

「あっそうだよな」

翔が周りをみながら言う。

見渡した限り肩車は問題ないらしい。
潤と雅紀も同様に確認していた。

「じゃぁ肩車しよっか?」

雅紀が2人に言う。

「やったー!肩車!」

智が飛び上がる。

「肩車するといっぱい見えるから僕好き!」

和也も嬉しそうに言う。

「で、どっちが誰にしてもらう?」

潤が2人に聞いた。
/ 447ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp