• テキストサイズ

パパはニュースキャスター【気象系】

第8章 お正月 <双子6歳>



定刻通り離陸した飛行機は水平飛行に入る。

ベルト着用サインが消えて機内が徐々に活気づいてくる。

智と和也は離陸時の耳抜き対策で雅紀から貰った飴を舐めながら上機嫌で離陸時に貰った飛行機の模型を組み立ててる。

ロンドンまでの飛行時間はおよそ13時間。

このあと出てくる機内食のチャイルドミールを食べさせて自分達の食事が終わったら寝かしつけようと思っている。

飛行機が到着するのは現地時刻は夕方。

日本では普段なら寝る時間になっている。

時差ぼけ対策は必須だから…。

今回はフライト時間が長いこともあって少し奮発した翔たち。

プレミアムエコノミーと言われるクラスの座席は一昔前のファーストクラス並みに広い。

子どもたちを寝かせる時もフットレストを出すことでフルフラットにはならなくても多少は楽だろうと思ったのが理由だった。

中央の4席一列の部分と通路を挟んで1席。

4席の部分の真ん中2席に智と和也が座り、その脇を行きは翔と雅紀が固めた。

日頃、色々やってくれている潤に少しでも休んでもらおうと思った翔が決めた配列。

子どもたちは窓際を好みそうだったが機内での子どもたちのことを考えて、この並びにした。

これならなにがあってもフォローしやすいと考えた結果だった。

窓際じゃなくて怒るかと思った智も和也も特に何も言わなかった。

しばらくして子どもたち用のチャイルドミールが届いた。
/ 447ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp