• テキストサイズ

パパはニュースキャスター【気象系】

第7章  おべんとうばこのうた <双子6歳>


よくよく見てみるとほかにも妖怪ウォッチやらミッキーやらくまモンやら…。

とにかく色とりどりの華やかなお弁当の写真。

「ねー、潤くん、すごいよね?」

にこにこと期待に満ちた顔で潤を見る智。

翔や雅紀も料理はするが櫻井家においてキッチンの主はやはり潤なのである。

智と和也も充分に分かっているのでやはり見る相手は潤になる。

「和ね、ローズさんの親子遠足の時、潤くんのお弁当が食べたいの」

「さともー!さとはねえーコマさんがいい!」

「和はトパニャンがいい!」

「二人とも妖怪ウォッチがいいんだぁ?」

いまいちわかんないと言う顔をしている潤に助け船を出すように雅紀が言う。

小児科医の雅紀は子どもたちと話を話を合わせるためにアニメやゲームなどはこまめにチェックしている。

なのでキャラクターの名前に素早く反応した。

一方、潤はそういったものにそこまで明るくない。

商標などを扱っているが、アニメなどは専門外で主に企業のプランド管理やデザインなどがメインのため仕事でも係わることがほぼない。

「妖怪ウォッチって、最近二人が見てるやつ?」

「そうだよ、潤くん!コマさんはソフトクリームが大好きなんだよ?」

「トパニャンはゲームに出てくるの!前にひなちゃんお兄ちゃんのやつ見せて貰ったの」

智と和也が嬉しそうに潤に説明する。
/ 447ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp