第5章 Fantastic Version <双子2歳>
終わってしまうとあっさりとシアターの外に出される。
壁の一部がモニターになっててそこには、横山の手配書が映っていた。
最後の最後まで仕掛けがあるあたり、さすがディズニーランドといったところか?感心している翔に横山が声をかける。
アトラクション終了後の感想を撮影すると言う。
既に薮と中島はシアターを抜けてカメラを出口の先でスタンバっていた。
智と和也を雅紀たちに託し、翔がアトラクションの出口を出てくるところから撮影が始まる。
「たった今、新アトラクション、スティッチ・エンカウンターを体験してきました!
スティッチと会話できるというこちらのアトラクション、私自身はスティッチとおしゃべりすることは出来ませんでしたが、同行したスタッフが話しかけられてました。
シアタータイプのアトラクションで話しかけられなくても充分に楽しめると思いました。
小さいお子さんから大人まで本当に老若男女、問わずに楽しめるアトラクションでした。
私自身、また体験したいと思いました。
ご覧の皆様も是非、1度体験してみてください!
笑いに満ちた12分間になると思います。
現在、ファストパスの発券対象アトラクションになっているとの事ですのでそちらもご活用ください」