• テキストサイズ

パパはニュースキャスター【気象系】

第5章 Fantastic Version <双子2歳>


「最後は冷たいお出汁をかけてお茶漬け風で頂きます。
 すごくサッパリで、パーク内でたくさん遊んだ後にも美味しく頂けますね」

その後、セットの湯葉やみつ豆まで食べながらレポートを続ける翔。

もちろん、全部食べるわけではなく都度都度、綺麗に盛りつけられた物が出される。

更に子ども向けの御膳の紹介VTRを撮ってここでの撮影は終了。

料理のクローズアップの画像は既にオリエンタルランド社から提供済なので敢えて撮る必要はなかった。

翔のレポートが終わった時点で休憩の指示を出した横山。

「ここで、昼食べよ、ついでに打ち合わせもね?」

横山の合図で撮影用に注文された食事を皆で食べる。

「なー翔くん、智と和、いつ着くん?」

「うーん、雅紀たち次第だけど14時半ごろじゃない?」

「車?電車?」

「智たちがいるから車にするって言ってたよ」

「ふーん。14時半頃ね?了解」

横山は頭のなかでこのあとの算段をつける。

「それがどうかした?」

「いや、なーんもない」

笑いながら横山が言う。

「あのー智さんと和さんって?」

同席している中島が控えめに聞いてくる。

「智さんと和さんって…」

吹き出しながら横山が呟く。

「えっ?えっ?」

横山が吹いた理由が判らずアタフタする中島。

翔が助け船を出す。

/ 447ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp