第4章 BOYS LIFE <双子2歳>
その様子をみてたひなママは笑顔でいう。
「松本さん、相葉さん、櫻井さんも…気にしないでくださいね?
年齢、多分みなさんと変わらないですよ?
大学入る前に上の子産んだんです。
そのあと大学行って、就職してひな産んで…。
ちょっと普通とちがうかもしれないけど充実してるんです。
まぁ、なにが普通かなんておかしいですよね?
だって私にはこれが普通なんですから。
私、案外ベテランママなんですよ?
困ったら遠慮なく声、かけてくださいね?」
「ありがとうございます」
素直な気持ちで頭を下げる翔。
強い味方を手に入れた気分だった。
「あっ子どもたち移動するみたい」
ひなママの声に部屋を見ると子どもたちが整列していた。
まゆ先生が廊下に出てきて翔たちに声をかける。
「みなさん、これから上のホールで体操教室を行います。
子どもたちの後からホールヘお上がりください」
そういうと子どもたちに向かって出発を告げる。
「はーい、みんな、上に行きます。階段は遊びながら上っていいっけ?」
「だめー」子どもたちの声があがる。
「そうだよね?1列で仲良く上がりますよ?」
「はーい!」
「いいお返事!じゃ行きます」
そう言って階段へと向かった。