第4章 BOYS LIFE <双子2歳>
一方、潤は和也に声をかけた。
「お、和偉いねー。もうほぼ終わりじゃん。
最後、【集まれ】しようね?」
「ん、おねがい、ます!」
誉められて気をよくした和也は潤に素直にお願いする。
最後、皿に残った僅かなおかずとご飯をそれぞれ皿や茶碗の1ヶ所に集める。
そのまま、スプーンに乗せ和也の口元に持っていく。
「和、あーん」
「じゅんくん、あーん」
最後の一口を口に入れると満面の笑みでごちそうさまをした。
「お、綺麗に食べたね」
雅紀にも褒められて大喜びの和也。
「さと、今日はいっぱい食べれて偉かったね」
「ん、おいちかった!」
智の笑顔をみて笑顔になる大人たち。
お風呂までの時間、双子たちはリビングで遊んでいた。
双子たちの食事の後は暫しの大人タイム。
軽く話ながら食事をする。
食事が終わってリビングに来た雅紀がテレビをつける。
丁度CMが流れてた。
双子はその音に反応してテレビに釘付けになる。
なぜかCMが好きなふたり。
多分次々と変わり音楽も色々流れるのがいいんだろう。
「あーみっきーしゃん!」
和也が声をあげた。
イベント時期に流れるディズニーリゾートのCM。
二人は完全に釘付けになる。
「みっきーしゃん、いいなぁ」
ぼそっと智が呟く。
その声を聞いた翔と潤、雅紀は顔を見合わせてニヤリとした。
明日が楽しみだ。