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世界は恋に満ちている。

第1章 一緒に帰ろう。


次の日。
目が腫れたまま学校に行く。
途中、いろんな人に「どうしたのっ?!」と言われたが
そこはうまく受け流しとく。
教室に入るとまたしても友達にどうしたの?と問われたが
ちょっとねー、と軽く返した。

「ひなー、明日休みだし東京遊びに行くでしょ?
待ち合わせ場所どうする?」

急に仲のいい友達にそう聞かれ、自分の家と友達の家との間の
丁度中間くらいのところにある階段の下に待ち合わせにした。

「りょうかーい」

そんな会話も終わり授業もどんどん進んでいく。
今日は部活も休みなので先生にも会わない。
少し寂しいと感じながらも1日が終わった。
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