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世界は恋に満ちている。

第1章 一緒に帰ろう。


授業のチャイムがなり、号令がかかる。
この授業が終わったらまた一週間、会えなくなる。
どうしたら振り向いてもらえる?
どうしたら可愛いって思ってもらえる?
どうしたら…好きになってもらえる?
そんな答え、出せるわけないか、とがっかりしながらも、すべての授業が終わったので教室に友達と戻る。
部活に行く準備をして廊下で待っていた友達に「お待たせ」と言って部活に行く。
ひなは、バドミントン部だ。
楽しいが、憂鬱な部活。
高校生活1年目秋、慣れたはいいもののやっぱり好きな人に会いに行く学校のようなものなので、いつも何もないが、会えなかった時は辛い。
はあっ、とため息をついて更衣室に行って着替える。
体育館に行き、友達と一緒にネット張りをしてから先輩を待つ。
先輩が部室の鍵を持ってきてくれるので、ラケットなどの道具を取っていざ、部活が始まる。
軽く準備体操をした後基礎練をする。
パァァッンとシャトルを打つ乾いた音が体育館内に響く。
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