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世界は恋に満ちている。

第3章 長年片想い


「ふぁーっあっ」

寝起きの大きいあくび。
ベッドから降りてカーテンを開ける。
良い天気だ。
自室のドアを開け居間に行くために階段を降りる。
居間に入るとパンが焼けた匂いと、ジューッと何かを焼く音がする。

「おはよー」

台所にいるお母さんが声をかけてきたので
おはよー、と軽く返す。
すると、弟も起きてきた。

「「「おはよー」」」

みんなで挨拶を交わしながら椅子に座り、用意してあったパンにスクランブルエッグ、ハムを挟む。
お母さんが注いでくれた牛乳にココアの粉を溶かして
ごくごくごくと飲み干す。

「ぷぁっはーっおいしー」

弟「じじいか」

つっこまれたが気にしない。
そのままパンにかぶりつきほんの15分くらいで食べ終わる。

「ごちそうさまでした!」

母「はーい」

そのまま準備に取り掛かる。
歯磨きをしたりお弁当をカバンに入れたり。
45分くらいで支度が整い、もう家を出る時間だったのでいってきまーす、と聞こえるように言うと
「いってらっしゃーい」と帰ってきた。

これからめんどくさい学校が始まる…。
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