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虹と花とキミ達と 2 《気象系》

第76章 本番二日目の朝


浜地視点

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専属専用ルームにカードキーで開錠しワゴンを押しながら入る。


吉桜「おはようございます」
 吉桜君がテーブルに茶器を広げていた。

「おはようございます」

(元気ですね…犬養君に あら本郷君はまだですか…)
部屋の中の人を確認していく。


本郷「キッチィ お茶まだぁ?」
 ソファの方から声が聞こえる。

(あそこでしたか…)

吉桜「はーい ただいま!」
 急須にお湯を入れ始める吉桜君。


「本郷君 夜警でしたね」
ソファに近づく。

本郷「すっごく眠いです」
 ソファにうつぶせで寝ている本郷君。

犬養「今日の夜警は志願だったでしょ?」
 サイドテーブルでパソコンを打っている犬養君。

本郷「だーって 俺のがぁ…うーん ボンを部屋から出せないもん!」
 両手両足をバタバタさせている本郷君。

「何事もなかってよかったです」
(一緒にいたのは どちらの判断でしょうか)

橋本「心配ない 二日酔い せぬよう 香で眠ってもらった」
 音もなく背後に立つ橋本さん。


「橋本さん もう少し 人 らしく行動してください」
ゆっくり振り向き、少し上にある顔を見上げる。

橋本「今は良いではないか…」
 そう言って橋本さんは、音を立てずにテーブルに向かう。

「はぁぁ まったくアナタもアナタだ

 橋本さん。
 先ほど大野さんの部屋に三人分の食事を運びましたが、残り香はありませんでしたよ」
 橋本さんに行動報告をする。

橋本「そうか…」
 椅子に座ってこちらを見上げる。

(この顔は 翔くんの入室を知っていますね)

吉桜「温かいお茶です」
 緊張した顔の吉桜君が、私と橋本さんの前に湯呑をそれぞれ置く。

「ありがとう」
湯呑を自分の方によせる。

 吉桜君がペコペコ頭を下げ離れ居ていく。

橋本「二宮君の回復率はどうだ?」

「食事をした後 私もアナタのように 水を使って眠ってもらいました」
(錠剤はフェイク、肉体の疲労回復は安静が重要です)

橋本「強制的に支えないと、無理をするからな…」
 目を閉じ 組んだ手の甲に顎を乗せる橋本さん。

「そぉ言う橋本さんは 朝食取りましたか?」

橋本「私に必要か?」

(まったくっ 今は人でしょ…)
「皆さん!朝食 食べましたか?」
この部屋にいる人に聞こえるように 声を出す。
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