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虹と花とキミ達と 2 《気象系》

第76章 暁に向かって


櫻井視点

 大きく口を開けて、あくびをした智くんが「少し 寝ようかな」っと周りを見ている。

「そう?じゃ」(ベッドは寝れないから、ソファだね)
クッションとブラケットをソファに置く。


O「時間になったら起こしてくれる?」
 ゆらゆら揺れながらソファに座る。

「タイマーかけておくよ」
ホテルの時計のアラームを設定する。

O「お願い…」
 ゴロンと体を倒す智くん。


ベッドの枕は二人が使っているから ない。

(枕になれる物…)
自分の太ももを見る。


「智くん 膝枕しようか?」
(きゃ 何言ってるんだ 俺•́ε•̀٥)


智くんからの反応がない。

(あれ? 聞こえてない?
 どうしよう…もう一回トライ?

 今なら… あの二人は寝ている
 和也もここには来ない

 少しだけ、わがまま言ってもいいよね?
 俺だって、幸せを感じてもいいよね?

 頑張れ 俺。
 声をハレ! ハルんだ! 俺!)


「さっ さとしぃくん ひぃざぁ かそぅかぁ!!」
自分の声がうまく口から出ない。


O「…いいの?」
 智くんがびっくりしたような顔で俺の方を向いた。

(き、聞こえた…)
「ぅん…ココなら大丈夫だと思う」

(俺。きっと 今 ものすごく 顔 赤いぞ)
頭の中の言葉が片言になっている。


O「じゃ お願いしようかなぁ…」
 智くんがゆっくり場所を作ってくれる。


「おじゃましぃ…します」
智くんの横に座る。

O「邪魔じゃないよ よろしくですぅ」
 智くんの頭が俺の太ももの上に降りていく。


(久しぶりの 智くんの温もりだぁ)
生身の智くんを感能する。

(いっつも 和也か潤がくっ付いて 横にいれないから うれしすぎ

 少しだけ…もう少し ほんの少しだけ…)

そっと髪を触る。


O「ふふ なぜなぜ?」
 体を四分の一ひねって 顔を見せる智くん。

(もぉぉぉ なに このキュートな かぁお!!)
「してほしいの?」

O「うん♡」
 ふにゃっと笑う智くん。

(はっ 鼻血 でそうぉ)

「いいよぉ」
ゆっくりふわふわの髪を撫ぜる。


(ぁぁ 俺もこのまま寝ちゃいたい…)


O「…しょに居ようね」

「ん 一緒?」

O「そう いっしょぉ 五人で一緒に いつまでも…」
 最後の方は寝言のようなトーンだった。

「そうだねぇ」
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