第76章 暁に向かって
大野視点
S「浜地さん来たからね お役御免だよ」
翔くんが肩をすくめて言う。
「そうなんだぁ(よかった)で、和也は?」
S「もう大丈夫だと思う。
さっきプリン食べて『おいしい』って言った」
「プリンかぁ(何でもいいよ)食べれたなら 安心だ
はぁぁ」
大きくあくびが出た。
S「寝れてないの?」
心配そうな顔の翔くん。
「俺のベッド二人に占領されちゃったの」
ベッドの頭二つを指差す。
S「二人に占領されなくても、ベットで寝なかったでしょ?」
「かもね」
ククッと肩を揺らす。
再びあくびが出た。
「少し 寝ようかな」
S「そう?じゃ」
翔くんがクッションとブラケットをソファに集めてくれた。
「時間になったら起こしてくれる?」
ソファに座る。
S「タイマーかけておくよ」
ホテルの時計のアラームを設定する。
「お願い…おれ そうゆうの苦手…」
ゴロンと体を倒す。
(翔くんの匂いで寝れる…幸せ…)
目をグッと閉じる。
「膝枕しようか?」
翔くんの声で俺の煩悩を擽るフレーズが聞こえてきた。
(え?もう俺 寝ちゃったの? 夢見るの早すぎ!!)
S「さっ さとしぃくん」
翔くんのテンパった声に びっくりして体を起こす。
S「ひぃざぁ かそぅかぁ!!」
翔くんが顔を真っ赤にして立っている。
「ひぃざぁ 膝? 翔くんに触って…いいの?」
S「ぅん…ココなら大丈夫だと思う」
ベッドの方をチラッと確認している。
(ああ 松潤がいる から 事故にならないかぁ)
「じゃ お願いしようかなぁ…」
翔くんの座る場所を作る。
S「おじゃましぃ…します」
小さくなりながら座る翔くん。
「邪魔じゃないよ よろしくですぅ」
頭を翔くんの太ももの上に乗せる。
(わーい!!久しぶり 翔ちゃんの膝枕だぁ)
生身の翔くんを感能する。
遠慮がちに翔くんが髪を触る。
「ふふ なぜなぜ?」
体を四分の一ひねって 翔くんを見上げる。
S「してほしいの?」
リンゴより赤い翔くんが毒つく。
「うん♡」
思いっきり甘えてみた。
S「いいよぉ」
ゆっくりふわふわの髪を撫ぜる。
「優しい… 翔ちゃん… 一緒に居ようね」
S「一緒…」
「そう いっしょぉ 五人で一緒に いつまでも いつまでも」