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虹と花とキミ達と 2 《気象系》

第71章 接待と食事


松本視点

ニノの横で ニノを見ながら 一口サイズの料理を摘まむ。

(こんだけ 見つめているのに なんの反応もない…)


A「ただいま ふたり あいさつ回りに行ったんだね」
 相葉くんが帰ってきた。

「ああ 行ったよ」
持っていた揚げた何かを口に入れる。

A「プリンあったよ 食べる?」
 ニノの前にプリンとスプーンを置く相葉くん。

 ニノは何も言わず ただ目の前の物を見つめている。

「ニノ? プリンだよ」
プリンをニノの手に乗せる。

 それでも ニノは 何も言わず ただプリンを持っている。

「おいしそうだよ?」

A「おいしいと思うよ 松潤も食べて!!」

「ああ ありがとう」
小さい容器に入った黄色いプリン。

「うーん 甘すぎなくて うまい!!」
ちょっと大げさに言う。

A「でしょ でしょ!」
 ニコニコ笑う相葉くんもパクっと食べる。

N「みんなが食べるなら…」
 ゆっくりプリンにスプーンを入れるニノ。

(お!食べてくれるのね)


A「あっ!」

 ニノの手からプリンの容器が床に落ちた。

A「あぁ 大丈夫? 足あたってない?」
 落ちた容器を拾う為にテーブルクロスを上げ、テーブルの下にもぐる相葉くん。

 小刻みに震えるニノの手。

「手に力入らないのか?」
ニノに問うが 返事はない。


 ガンっ

A「痛っ」
 テーブルの下であたふたしている相葉くん。


「大丈夫か?」
テーブルの下を覗く。


A「じゅ ちゃん…」
 口に人差し指をくっつけて、手招きする相葉くん。


ゆっくり相葉くんの方に近づくと


 口の前にあった人差し指がニノの足首を指す。

(なんだ! その黒い斑点は)

相葉くんの顔を見る。

 涙の相葉くん。

(泣くなよ)

 うんうんっと頷きながら こぼれたプリンを手で集めている相葉くん。

吉桜「あぁ 僕がします 僕がします!!」
 布巾を持った吉桜くんが相葉くんの手を止めさせる。


「ああ 落としちゃってね ごめんね よろしく」


吉桜「いえいえ お二人とも 座って 食べてください
 二宮さん 服とかにはついてませんか?」


N「……」
 反応がないニノ。

吉桜「ん?」
 不思議そうな顔の吉桜くん。

「大丈夫だよ 足元だけ片付けて!」

吉桜「はい かしこまりました」
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