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虹と花とキミ達と 2 《気象系》

第71章 接待と食事


相葉視点

本郷「これはこれは」
 甲高い声で日翅ちゃんが近づいてきた。

「ひわちゃん…」


本郷「脚本家の矢島さん 本日はありがとうございます」
 両手を広げ握手を求める。

矢島「いえいえ ご招待ありがとうございます」
 少しお酒が入っている顔が緩む男性。


(脚本家? の 矢島さん…)

本郷「ジュニア時代の相葉をご存じでしたら あのユーモアが御分りでしょぉ」
 握った手をしっかり持って話を続ける本郷。


(ジュニアの頃のドラマの脚本家かな… 見たことあるのはそうゆうことか)

矢島「ははは ユーモア! うーん 確かに」
 豪快に笑う男性。



本郷「相葉はLIVE終わりで 食事を取っております お話は後ほどという事で さぁ あちらで!」
 日翅ちゃんが違うテーブルに誘導する。

矢島「ああ これは失礼 では」
 俺に 頭を下げて 違うテーブルにいる人たちに手を上げて離れていく。


 日翅ちゃんがウインクして 八島さんについて行く。


(助かった… ニノがいないと 話がかみ合わなくなるんだよなぁ…

 俺も ちゃんと 人 覚えておかないと…


 にしても 綺麗なウインクだったな 

 うらやましい…


 そんなことより 早く プリンもっていかないと!)


「あ!大ちゃん んぅ…」

もうすぐボックス席くらいになったとき

 大ちゃんがとっても難しい顔して歩いてきた。

(話しかけて 大丈夫かぁ)

O「相葉ちゃん おいらたち 挨拶回りしてくるから ちゃんと食事しといて!!」
 俺と目があった瞬間いつもの大ちゃんに戻った。

「あ うん プリンとか取ってきたから ニノも食べれると思う」

S「松潤にも 気を回しといて アイツもなんだかんだ 食べないから」
 翔ちゃんもすぐ後ろにいた。

「ああ うん 了解 二人ともいってらっしゃい」
手を降って 二人を見送る。


「ただいま ふたり あいさつ回りに行ったんだね」
ニノと潤ちゃんの側に行く。

M「ああ 行ったよ」

「プリンあったよ 食べる?」
ニノの前にプリンとスプーンを置く。

 ニノは何も言わず ただ目の前の物を見つめている。

M「ニノ? プリンだよ」
 潤ちゃんがプリンをニノの手に乗せる。

 それでも ニノは 何も言わず ただプリンを持っている。
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