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虹と花とキミ達と 2 《気象系》

第70章 打ち上げ会場


二宮視点

亀梨「KAT-TUNの海外公演も無理ですか?」
 亀梨くんの声が少し震えている。

(そっちは いろいろあるから不安なのかなぁ…)


O「それは お前らの働き具合じゃね?」
 大野さんの真面目な声。

(あら まとも)

A「そうそう!
  一つ一つの仕事に真摯に向き合えば『お話』はオノズと来る!」

顔を上げると 胸を張って鼻を伸ばしている相葉さんが見えた。
(あらあら こっちも?)

大倉「おお!」
亀梨「できますかね」
 歓喜する二人。


相葉さんの背後に行き
「なに?後輩の前だからって カッコいい事言ってるのよ」
ボヤいてやった。

 勢いよく振り向く相葉さんは俺の方を向いただけで何も言わない。


(何もないのか… つまらん)


S「待っててもダメだぞ!」

M「『何をどんな風にしたいか』とかは、常に考えて『それ』になる様に行動してないとなぁ」

翔さんと潤くんの方を向く。

(ああ 二人はイケメンですぅ)



亀梨「何を…どんな風に…」
 考え始める亀梨くん。


(そんなに考え込むなよ 同じ漢字の名を持つ兄弟…お前にはお前の…)



人「ああ まだここにいた!」
 勢いよく人が走ってきた。


(誰? あぁ

 相葉さんとこの…どうしたのそんなに慌てて…)


本郷「社長がおまちです」



O「え!」

(打ち上げの主催社長だったよね)

S「ヤバいね いそご!」
 翔さんが走り出す。
 その背中を追っかける四人。


A「あ!ちょっと 待ってよって! ニノ大丈夫?」
 あたふたしながら 俺の顔を見る相葉さん。


「なにがですか? 急ぎますよ」

相葉さんを置いて走り出す…

だしたはずだけど 足があまり進まない。

(くぅ  体 動かねー)

A「ホントに大丈夫なの?」
 すぐ横を歩く相葉さん。


(先行きなさいよ あなたがいたら浮遊術式使えないでしょ…)


走行しながら会場に入ると

 シャンパングラスを持っている社長に頭を下げている背中が五。

自分もその後ろに並び頭を下げる。


社長「寂しかったよ」
 拗ねっ子みないな態度のジャニーさんが、シャンパングラスをテーブルに置く。
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