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虹と花とキミ達と 2 《気象系》

第69章 やっぱお着換え


松本視点

「打ち上げは俺たちが回すから、じっとしてろよ?」
ニノの表情を確認する。

N「そうですね。明日もありますので、大人しくしてます」
 肩で息を吸って 吐いて返事をするニノ。


藤渕「二宮は動かない方がいいな
  ここで 着替えれるだろ?着替えを持ってきてやる」
 ニノの返事を聞かずに立ち上がって出ていく藤渕さん。


「相変わらず 速攻タイプ」
出ていった外を見る。

O「ぶっちはいつもそうだよ な」
 大野さんがニノの頭を撫ぜている。


(ニノに同意を求めて どうするのよ

 ま 付き合い長いから 俺の知らない事もあるんだろう

 それより Vintage Cave Honoluluでの立ち振る舞いだよな

 社長直々に招待の関係者さんと 会食を兼ねてるから

 きちんと挨拶もしないとし
 俺たちの食事もとりたいし

 相葉くんとリーダーにニノを任せて…)


 大野さんがニノを抱き寄せた。

(めずらしいな 大野さんの方から抱き寄せるなんて…)

 ニノ少し抵抗するそぶりをしたけど 静かに大野さんの胸の中にいる。


(いいな 大野さんの心音聞いて リラックス

 でも 翔くん居たら 発狂ものだな

 翔くん…今 どのモードかなぁ


 会場は俺が 回さないといけないのかな…)


A「お待たせ!」
 相葉くんが勢い良く扉を開けて帰ってきた。

「はっやっ」

扉の方を向くと相葉くんは大きなカバンを持っていた。


A「藤渕さんがさ ニノの着替え持って行けって」
 開いている椅子にカバンの中身を出し始める。


「じゃ 次ぃ俺行く」
立ち上がる。


A「マキで!!」
 衣装じゃなくなって動きやすくなったのか腕をブンブン振っている。


「わーってるよ」
相葉くんの騒がしさを聞きながら外に出る。


スタッフ「目の前です」
 暗い外で懐中電灯が数個 地面に置いてある。

「道筋作ってくれたの? ありがとう」

スタッフ「安全にどうぞ!」


(どこの駐車場だろう…ちゃんと許可取ってるよねぇ)


コンテナの扉に少しあけると翔くんの「問題ないし」が聞こえた。

そうっと中をのぞくと 頭を下げている藤渕さんと困って手を降っている翔さんの姿。


「松本入りまーす」
大きな声で声をかける。


S「はーい」
 翔さんの普通の声が返ってきた。
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