• テキストサイズ

虹と花とキミ達と 2 《気象系》

第65章 嵐から 挨拶


体を動かしてしまった 事を肯定するため、クルッと体を回す。

A『 なんか、リーダーの 涙を見たら
  昨日、いっぱいしゃべろうかなと思ってきたこと 全部忘れました 』

観客から笑いがおこる。

(まじか?らしいけど…)


A『 ただ、本当に頼れるリーダーなんで、すごく 今は実感しています。
  “嵐で良かった” って!! 』

(ほんとだな うん)


A『 あい… 相葉っ 相葉雅紀っ 以上。 ありがとうございました!  』
 相葉くんが大きく頭を下げて挨拶を終わらせた。

(終わり?)

N『 みなさん、本日はありがとうございました 』
 ニノが話はじめ 頭を下げた。

(ニノがはじめたから 終わったんだろう…)


N『 こういうコンサートをやるとね
  15年間 僕はしゃべりづらくて しょうがないんですよ 』

(確かに…)

N『 前と、前の前がああいう感じなんで
  どうしてもね しゃべりづらいんですけども… 』


(うーん そうだね わかるよ 俺も やりにくい )


N『 俺らは全員が楽しめるコンサートを作ったつもりです! 』

 会場から歓喜の声と拍手があがる。

(お前の哲学みたいな挨拶の後はさ

 特に

 でも 嫌いじゃねーんだよなぁ )


N『 あ~ ごめん 主に作ってんのは‘J’なんだけど 』
 いきなり俺のほうを指さす。


「ははっ」
(そうやって 茶化す…)


N『 一応やってきた感想ね 俺のね うん

  皆さん、ホントは、今日は どうもありがとうございました 』
 ニノが大きく頭を下げる。


(俺の番だな)
マイクをゆっくり口に近づける。

『 皆さん、今日は本当にどうもありがとうございました 』
大きく頭を下げる。

(感謝の気持ちは みんなが十二分に伝えてくれた)


『 めっちゃ楽しかったです 』
顔をあげ 観客の人々に心からの気持ちを言葉に乗せた。
/ 637ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp