第65章 嵐から 挨拶
二宮視点
『 みなさん、本日はありがとうございました 』
頭を下げる。
『 こういうコンサートをやるとね
15年間 僕はしゃべりづらくて しょうがないんですよ
前と、前の前がああいう感じなんで
どうしてもね しゃべりづらいんですけども まー
それを15年間 やってきたら ここに来て 本当に 何っていうのかな
見に来てくれて ありがとうございます 』
頭を下げる。
『 と同時に こんな素敵な場所で、やらせていただきまして、ありがとうございます 』
もう一度 頭を下げる。
『 歌を聴きたいと思ってくれて、ありがとう
歌わせてくれて、ありがとう
テレビに出たいと思ってくれてありがとう
テレビに出させてくれてありがとう
僕らと みんな っていうのは、そういう関係なんだよね
僕らが ただカッコいいだろうから これをやりたい
面白いだろうから これをやりたいって
自分たちを出してもしょうがないんだよね
みんなが満足しないと
もちろん、この会場にいる人達全員が、今回のコンサート、楽しかったのか? というのは わからないけど
俺らは全員が楽しめるコンサートを作ったつもりです! 』
会場から歓喜の声と拍手があがる。
『 あ~ ごめん 主に作ってんのは‘J’なんだけど 』
隣にたつ松潤を指さす。
M「ははっ」
松潤と会場も笑う。
『 一応やってきた感想ね 俺のね うん
だから こう…もちろん!明日もあるし
そんなこと言ったら ねぇ
日本に帰ってからもコンサート ツアーはあるんだけど
カッコいいね。
日本に帰ってからもツアーはあるんだけど
でも、それもやっぱり、みんなが来て 』
観客「いくよぉぉ」
『 あ! どうも ありがとう
みんなが来て、みんなで楽しんで
みんなで一緒の‘もの’を作っていくというのが〝嵐〟なんだと思います。
15年間やり方を変えずに やってきてよかった
みんなを信じて進んで来たら、ここに立っていました
本当にありがとうございました
皆さん、ホントは、今日は どうもありがとうございました
大きく頭を下げる。