• テキストサイズ

虹と花とキミ達と 2 《気象系》

第65章 嵐から 挨拶


二宮視点

最後の衣装替えが終わって青いライトの上に白いピンライトの光が降りているステージにゆっくり上がって行く。

(もう 挨拶なのかぁ…)


翔さんのヤンチャな優等生の 挨拶を聞きながら
自分の体を確認する。


 自分の体の 熱が 落ちついている

(よかった なんとか 乗り越えれた)


S『 15年以降、明日から、また、改めて、どうぞよろしくお願いします。
  本日はありがとうございました 』
 翔さんが深々と頭を下げると、会場から拍手がおこる。


(次は 大野さん…)

O『 当時の モヤモヤしていた気持ちとか、すごい思い出しました でも… 』
 大野さんが言葉を詰まらせた。


(ああ…感極まって…言葉が声が出ないんね…
 気持ちが 言葉を紡げないくらい いっぱいで…)


O『 15年経って、その時のモヤモヤの気持ちだったり、葛藤は 今は正直ありません! 』
 大野さんが言い切った。

(よかった 貴方が 僕らの…
 ううん 僕から 離れなくて 離さないけど…

 大事な 大事な居場所 こんな 恵まれた場所)

O『 これからも、16年目 からも、ともに 共に人生歩んでいきましょう ありがとうございました 』
 大野さんの挨拶が終わった


A『 皆さん! ホントは、今日は どうもありがとうございました 』
 相葉さんの挨拶はいつも文法おかしい。

M「あははは」
 潤くんが声を出して笑って相葉さんの方を向く。

俺も笑ってしまった。


A『 なんか、リーダーの 涙を見たら
  昨日、いっぱいしゃべろうかなと思ってきたこと 全部忘れました 』

(飛んだの… もぉ)

A『 ただ、本当に頼れるリーダーなんで、すごく 今は実感しています。

  なんか 15年経って、またここのステージに立てている。
  僕らがやってきたことは、間違いじゃなかったんだなって、 すごく強く思いました。

  今も、心から、本当に思います。

  “嵐で良かった” って!!

  あい… 相葉っ 相葉雅紀っ 以上。
  ありがとうございました!  』

 相葉さんが大きく頭を下げて挨拶を終わらす。


(名前の後に以上って 紙媒体の終わり方じゃん…

 ふぅ

 自分の番ですね)
/ 637ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp