第64章 着替え
櫻井視点
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吉桜「翔様 そろそろお時間です」
(あ…)
吉桜の声で 今 に 戻ってた。
「わりぃ ちょっとだけ 確認するつもりだったのに…」
ふうっと息を吐いて 持っていた紙を置く。
吉桜「問題ないと思います」
腕時計を見て答える吉桜。
白いジャケットに手をのばす。
「よし 挨拶に行こう」
ステージの袖に立つ。
メインステージの輪郭だけ 淡い月明かりの様なブルーの照明に照らされている。
観客席は総立ちで、『嵐 嵐』と何度も名前を呼んでくれてる。
(キレイだ…)
全員がスタンバイできたタイミングで5つのスポットライトがステージを照らす。
観客は、再登場の期待で声を上げる。
五人がゆっくり、スポットライトの手前に立つ。