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虹と花とキミ達と 2 《気象系》

第63章 嵐 コンサート 終盤


モモ視点

 感情のまま 雄叫びを上げてしまった


そぉおうとボスがいる ステージの方を向く。



  ボスは演舞の最中 私の行動に対しての反応は…

  ないようだ…




ステージ照明が 白の光だけになり、曲調がかわると 観客から歓声が上がる。



きゃぷてんが歌い始めた。


観客の側を走る通常運転のスタッフたち



  ふう 宴に問題はおこらなかったようだ…




体から戦気を抜いていく。


 中央ステージで歌いながら踊る 嵐の声と姿を遠目で見ていた。



『 となりで 笑っていたよ 』



ステージがせりあがり始めるタイミングで 花びらを蒔いていた飛天たちが一気に空へ登って行く。


『 熱い 思い 』

紫の衣を纏った飛天たちが空から急降下して四方八方に別れていく。


『 語れないストーリーを 』


  ボスの運命のすとうりが 私と違う道を歩む


鳥『そう瑕(キズ)を広げるでない』
 鬱陶しい者が近づいてきた。


  この私が これ以上 瑕をつけるか…

≪これは これは お供も連れず 依代でお越しとは さすがデスネ≫
皮肉たっぷりに 礼儀を行う。


鳥『そうであろう 儂もまだまだ やるでな!』
 上機嫌な顔して耳に突くような甲高い声をあげる鳥。


  あいもかわず 私の皮肉が通じぬ


嵐のステージを見下ろせる、この空間に断りもなく、止まり木を出現させる鳥。


鳥『良いであろう?』
 現れてた止まり木に止まってから 断りを入れる鳥。

《ええ もちろんです》

  たしか どこぞの神域の長を隠居したと聞いた
  長を務めるだけの底力はあったようだな…




鳥『今宵は 宴だ かつての同志として 語ろうではないか コマ』




  この私を 下っ端(狛犬)扱いしおって


《それは 無理だ 宴中は忙しい》



鳥『はははは 相変わらず 硬いな! 良いぞ 宴が終わってからで!!』
 羽をバサバサ広げるしまう。

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