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虹と花とキミ達と 2 《気象系》

第63章 嵐 コンサート 終盤


犬養視点

「‘楯’を張れ! 強度はありったけだ!俺たち“WolfDog”の底力を見せつけるぞ!!」

スタッフ「オゥ!」

 嵐のメンバーが歌って移動する通路の取り囲うように ‘霊的攻撃防御壁’ 通称‘楯’が張り巡らされていく。


今回は 霊的な祝福も頂いた事もあって、壁の強度が甘かったようだ。
一番防御力の低い 二宮さんに ダメージが集まったと思われる。

(不覚…今までが 順調すぎたんだ…)



 会場にはインタビュー映像と音声が終わり 一度暗転する。

青い光がメインステージを照らす。

ボーン
 一回目の古時計の鐘の音で赤い炎のイメージライトが点灯。


ボーン
 二回目の鐘の音でステージセットの輪郭をはっきりさせる。


ボーン
 三回目の鐘の音と共にサイドから炎が連発して上がる。


 メインステージに五人がゆっくり登場した。


観客から大歓声が上がる。



バイオエリンの小刻みな音の響きで〝Monster〟のイントロが始まる。


 大野さんが大型スクリーンに向かって歩きだす。

 四人は中央に集まり『 12時を 少し過ぎる頃 』声を揃えて歌いだす。



O『 君の叫びで 僕は目覚める 』
 大野さん透き通る声が会場に響く。



 松明に灯がともり。

 ポリネシアンダンスが始まる。

 会場のファイヤーポイントから、炎が上がる。



  Just One

A『 君の手を 』

  Two

S『 愛の手を 』

  Three  Four&Five

M『 抱いて眠りたい 』




スタッフ「増力完了です」
 俺の側に数人のスタッフが駆け寄って来た。

「了解 持ち場に戻れ!」

スタッフ「はい」
 チリチリに走って行くスタッフ。


「楯増力です」
松本さんのイヤモニにだけ連絡する。


 松本さんが、歌って踊りながら 目だけで周りを確認。


『 12時を少し過ぎる頃 』
『 月明かり草木眠る頃 』


『 君を見つけた モンスター 』






暗転して時計の音が響くなか 階段を上って行くメンバー


大型スクリーンにデジタル映像が幾何学的に表示される。

Let's Dance の低い声が響くとメンバーダンスを始める

BreathlessやFaceDownのイントロなどのリミックスした曲
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